不動産売却時におこなうインスペクションの実施目的やメリット・デメリットとは?
不動産売却にやっておいて損はない「インスペクション」。
ですが、インスペクションとはどんなことがおこなわれるのか、ピンとこない人がほとんどなのではないでしょうか。
そこで今回は、インスペクションの概要や実施目的、実施する場合のおおまかな流れについてご説明するとともに、インスペクションをおこなうメリット・デメリットについてもご紹介したいと思います。
不動産売却時におこなうインスペクションの概要や実施目的と実施の流れ
インスペクションとは
インスペクションとは本来「調査」や「検査」を意味し、ホームインスペクションと呼ばれる「住宅診断」や「建物状況調査」のことを指します。
インスペクションでは、建築士など住宅に精通している住宅診断士(ホームインスペクター)が第三者の立場から、目視や動作確認等によって住宅の欠陥の有無や劣化状況、修繕時期や費用概算などを調査します。
インスペクションの実施目的
インスペクションの実施目的は、住宅の現況を正確に把握し住宅の売買やリフォーム時などにその情報を活用することです。
特に不動産の売却時においては、住宅の状態を証明したり担保にしたりすることができるので売却しやすいだけでなく、引き渡し後のトラブルを避けることができます。
インスペクションの流れ
インスペクションは、次の流れで実施されます。
1.検査当日の予定説明・質疑応答
2.調査する内容をホームインスペクターから説明を受ける
3.建物の外部・内部を調査
4.床下・屋根裏の調査(必要であればオプションで追加)
5.調査結果の説明・質疑応答
また、実施されるまでに業者の選定や検査の依頼、日程調整などがあります。
依頼から調査、そして調査結果の報告までは通常1~2週間程度見ておくと良いでしょう。
不動産売却時のインスペクションのメリット・デメリットや注意点
インスペクションをおこなう際、どんなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
インスペクションをするメリット
不動産を売却する際にインスペクションを受けておくことで、住宅の状態や性能が明確にわかるため買主に安心感を与えることができ、売却の際には他の物件と差別化を図れるため有利にはたらきます。
また、きちんと書面で住宅の現状を示しておくことで、お互い納得のうえでの売買契約となり、売却後のトラブルを未然に防ぐこともできます。
インスペクションをするデメリット
インスペクションをおこなうには、一般的に5~10万円程度の費用が発生します。
不動産の売却時に費用が必要という点では、デメリットといえるでしょう。
また、インスペクションが完了するまでに1~2週間程度時間を要するため、タイミングや場合によっては、売却の機会を失うこともあります。
まとめ
不動産売却時におこなうインスペクションについて、概要や実施目的、メリット・デメリットをご説明しました。
時間や費用を要してしまいますが、物件や売主側の信用度を高められる点や後々のトラブルを避けられるという点で、インスペクションを受けるメリットは十分にあるといえます。
売却を有利に進めるための後押しとしても、インスペクションの実施を検討する価値は大いにあるのではないでしょうか。
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