兄弟姉妹で土地の相続がある方必見!トラブルを防いで分割する方法は?
遺産相続において土地は現金のように簡単に分割できないため、兄弟姉妹間でトラブルに発展してしまうことがあります。
土地のわけ方や注意点を理解して、あなたの遺産相続に役立てましょう。
そこで今回は兄弟姉妹と遺産を相続するご予定がある方に向けて、トラブルを回避するための土地の分割手段をご説明いたします。
土地を兄弟姉妹で相続するためにはどのような方法で分割すれば良い?
兄弟姉妹で土地を受け継ぐ場合は、次のやり方で分配しましょう。
遺産分割協議
相続人同士で話し合い、合意した内容を書類にまとめる方法で、遺言がない場合または内容に不服がある場合におこないます。
書類の作成は司法書士などの専門家に依頼し、相続人全員の実印と署名が必要です。
代償分割
遺産を平等に分配できない場合に、不足分を現金で補填する方法です。
たとえば姉が2,000万円の不動産を、妹が1,000万円のお金を受け継いだ場合、姉妹間で1,000万円の差が生まれます。
この場合姉が妹に500万円支払うと、両者の遺産が1,500万円ずつになるので、トラブルを防げるのです。
換価分割
不動産を売却して生じた現金を分配する方法です。
不動産があると維持費や税金がかかりますが、不要な場合は手放すほうが現金を1円単位で分配できる魅力があります。
分筆による現物分割
土地を複数にわけて登記をおこなう方法です。
それぞれがスペースを自由に使える魅力がありますが、一人あたりの坪数が少なくなり、狭いと価値も下がるので、広い土地をわけるのに向いています。
相続放棄
一般的に放棄は負債が多い場合におこなう方法ですが、兄弟間で1人に資産を寄せるためにおこなうことも可能です。
兄弟のうち1人が暮らしている家などをわける場合に向いています。
相続した土地を兄弟姉妹で分割する際の注意点は?
兄弟姉妹で土地をわける際は、次の注意点に気をつけましょう。
注意点1:期限を把握する
遺産分割協議に期限はありませんが、不動産を受け継ぐ場合は10か月以内に相続税を納め、放棄する場合は3か月以内に手続きをおこなう必要があります。
それぞれの申請には期限があり、遅れると延滞税がかかることもあるので注意しましょう。
注意点2:売却の最低価格を決めておく
不動産を売却する際は最低価格を決め、想定よりも少額での売却により、トラブルに発展することを防ぎましょう。
地域の相場を把握し、兄弟姉妹間でしっかりと話し合うことが大切です。
まとめ
今回は兄弟姉妹と遺産を相続するご予定がある方に向けて、トラブルを回避するための土地の分割手段をご説明いたしました。
トラブルに発展しないためにも十分に話し合い、全員が納得できる手段で分配するようにしましょう。
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